時森 ししん

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時森 ししんさんの新着日記

2023/07/21 00:14:54
遅れて来た鬼才・水口牛氏…彼はいつもイノベーターだった。

彼を最初に知ったのは、27、8年前だったと思う。


自分が、市民の暮らしや物語にフォーカスしたテレビ局・ケーブルテレビ山形を設立した数年後のこと。


ケーブルテレビ山形の初代アナウンサーの鈴木まり子さんが、当時、所属していた劇団が、水口牛こと安達浩寿君が主宰していた「紅座」だった。


演劇にかける情熱は、それまでの地方のサークル的な劇団ではなく、まさにプロ集団であったと思う。


願わくば、演劇で皆が食べていく!

そんな座長の覚悟と20代の若者集団の熱量に、驚きと共に敬意さえ抱いたのを覚えている。


自分も、山形という田舎町に、ケーブルテレビ局を作り、BSやCS放送からの多くの専門チャンネルを見られる環境を作ろうと、前のめりで走っていた時期だったので、尚更であった。


5歳年下の水口君とは、いずれ、どこかで人生が交差すると予想していた。




それから数年後、予想通り、水口君は、ケーブルテレビ山形のコミュニティチャンネルのレギュラー番組を、長年にもわたり担当してくれた。


むしろ担当というよりも、自分で番組を企画し台本を書き、自らが出演して水口ワールドを自由に構築していったのである。


それまでの地方のテレビ番組では、考えもつかないチャレンジであった。




全国でも話題となった、「ラブ&ピースハウス」のMCやコーナー番組の「アニバーサルワイン」


その前身の番組「モウ&コンズハウス」では、彼が書き下ろした「大江戸夢物語」は、当時は他ジャンルの方々からも大絶賛だった。

今月からダイバーシティメディアの市民チャンネルで再放送している。



彼は、いつも、何かと闘っていたように思えた。


それは、既成概念なのか…。

時代なのか…。

自分自身なのか…。





7月16日(日)の山形新聞の朝刊には心が躍った。


水口牛氏の小説が、山新文学賞を受賞したと1ページにビッシリ、彼の心の中の物語が描かれていた。


この記事を見た時、嬉しかったが、驚きはしなかった。


彼の稀有な才能を、誰かがきっと評価してくれると思っていただけに、山形新聞の慧眼には心からの敬意と賛意を送りたい。




昨年の秋、約20年ぶりに、当時の番組スタッフが集まった。


あの頃を懐かしく振り返りながらも、まだまだアラ60、新たな物語を始めてみようと、かなり話が盛り上がったのだ。


今回の受賞は、彼の新たな物語の「はじまり」


ここまでも、多くの時間を費やしてきたと思う。

だからこそ、この「はじまり」は、その分尊い。


彼は、いつも改革者だった。


水口牛氏の、益々のご活躍を祈念申し上げます。




元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12812763550.html

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