時森 ししん

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時森 ししんさんの新着日記

2025/08/15 13:00:13
映画「海がきこえる」…1993年のジブリ作品が蘇った☆

1993年、宮崎駿と高畑勲の両監督の元、腕を磨いてきたスタジオジブリの若きクリエイター達が、自分たちらしいアニメーションを作ろうと挑戦した作品が「海がきこえる」である。


前年に、大ヒットした「紅の豚」では、弱みを見せない完成された男の姿を見事に表現し、当時、27億円を超える興行収入を上げた。


本作「海がきこえる」は、むしろ、弱くなったと言われる男の子にフューチャーしている。




わがままで、気まぐれで、自分勝手な気が強い女の子の里伽子。



少しずつ、彼女のペースに巻き込まれていく主人公の拓。



いつしか、拓は、里伽子に惹かれている自分に驚く。



この作品が放送される約10年前に、自分は小田急線の相模大野駅周辺に住み、大学に通っていた。


山形の田舎から東京に出てきて、部屋を借りて、リセットされた生活の中、煌びやかな風景の中で故郷山形に想いを馳せる。


この作品を見て、その頃の、甘くて切ない日々が蘇ってきた。


原作者の氷室冴子さんも、北海道出身で、トレンディドラマが盛んだった1980年代に、地方の土地と風土と制服を着た高校生が、とても美しく感じたことから、この作品の連載を始めたと言う。


まさに、東京の若者達は、トレンディドラマの主人公達に自分達を重ねていた。


それだけの流行と華やかな文化が、東京にはあったのである。




約30年前の作品なので、今回、映画館でのリバイバル上映の為に、パンフレットも復刻販売されている。


読めば読むほど、興味深く、当時の制作者達のチャレンジスピリッツが伝わってくるのだ。




自分は、この「アニメージュ」の連載、それを鈴木敏夫さんやYMFの審査員の奥田誠治さんが企画をし、スタジオジブリの若手制作集団が、日本テレビスタッフと共に世に出したことの物語に、とても興味を持つのである。


望月智充監督は、氷室さんの作品を、アニメ化したかったという。


30年経った今でも、まったく劣化せず、心に染み込む作品となっている。


是非、映画館でご覧いただきたい。

ムービーオンやまがたにて、上映中!



元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12922808474.html

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